訪問介護士は、介護ケアが必要な利用者の自宅へ行き、食事の準備や入浴の手助け、病院に行くときのサポートなどを行います。

訪問介護は、高齢者などの介護が必要な人が自分の家で生活を送れるよう手助けするのが目的です。
利用者はスタッフに直接自分の家に来てもらえるため、住み慣れた環境で適切な介護サービスを受けることができます。

もし自宅を離れて施設に入所した場合、環境の変化や人間関係の問題からストレスが蓄積してしまう人も中にはいるでしょう。その際、訪問介護を利用すれば、周りに気を遣わず安心して生活を送ることが可能です。

また、施設を利用する場合、費用の負担が気になるところですが、訪問介護は24時間体制ではないため、費用を抑えることができます。同時に介護をしている家族の負担も減り、周囲のみんなが楽になります。
さらに自宅にスタッフが出向くことは、利用者が人と接する良い機会にもなりえます。定期的に外部の人とコミュニケーションは取ることは、利用者にとって良い刺激になるでしょう。

訪問介護を利用できるのは要支援1~2、要介護1~5の人です。訪問介護のサービスを受けるためには、住んでいる市区町村で要介護の認定を行ってもらい、要介護度や要支援度の通知を受け取る必要があります。
要支援の場合、地域包括支援センターがサービスの計画書を作成し、要介護の場合はケアプラン作成業者に依頼して計画を立ててもらう形になります。